こんにちは。海保けんたろー(株式会社ワールドスケープ代表/ドラマー)です。
最近久しぶりに、ミュージシャンにとってやばい副作用を持つ薬「フラベリック錠」の話題をTwitterで見かけたので、注意喚起を込めて今日はその話を。
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フラベリック錠の副作用
病院でごく普通に処方されるフラベリック錠という咳止め薬があるのですが、実はこの薬ミュージシャンは絶対に飲んではいけません。
なぜなら、音楽をやる人にとって致命的な副作用があるからです。
その副作用とは「すべての音が半音ほど下がって聴こえるようになる」というウソみたいなものなのです。
正確に半音下がるわけではないし、耳の左右でもズレてたりするらしく、まともな音楽活動をするのはかなり困難です。
いつも聴いている音に違和感を感じて本人が気づくことが多いようなのですが、普通の人ならまだしも、音感で商売をしているミュージシャンにとっては文字通り死活問題になります。
咳でただでさえしんどいのに、さらに仕事もできなくなってしまうとは…。
結構タチが悪い
この副作用は一度発症すると、服用をやめても1週間〜1ヶ月近く持続してしまうことがあるらしく、そのタイミングでライブやレコーディングの仕事が入っていたらと考えると、本当に恐ろしいですね。
とにかくミュージシャンはフラベリック錠絶対に飲まないように注意するしかない、というのが実際のところです。
ぜひご注意ください。
そしてさらにタチの悪いことに、どうやらこの「音程がおかしく聴こえる」という副作用は、医者の間でもあまり有名なことではないようなのです。
現にぼくの知人のアーティストは以前「歌ったり曲を作ったりする仕事をしている」と医者に伝えていたにもかかわらずフラベリック錠を処方されたとのことでした。
そのため現状は、こうやってミュージシャン側が知識をつけて自衛するしかないのです。
被害者のみなさま
フラベリック錠、副作用あるとは聞いてたけど本当に音が低く聴こえて違和感すごい。ピアノ弾くと調性が違って聴こえるんです…CD聴いてもそう。あとは給湯器のスイッチや電子レンジの音、インターホンなど、まわりの音すべてが相対的にいつもより低く聴こえる。これは気持ちが悪い。
— やすえもん (@yas24_tori) 2018年6月10日
1週間飲み続けてたらフラベリック錠の副作用出てきた…!
電車の発車音やファミマの入店音みたいな’慣れ親しんだ音’がとても気持ち悪い— ずっきーに (@ayano_916) 2018年6月6日
気管支炎で数日薬を飲んでたら、今日、突然聴こえるピッチが微妙な感じで下がった。そんな薬が話題になってたなーと思って手元の薬を確認したら、どんぴしゃ、話題になっていたフラベリック錠でした。
— Hitomi Nishiyama 西山瞳 (@hitominishiyama) 2017年9月1日
音楽を仕事にしていない人にとっては「音程が少し下がって聴こえる」という症状はあまり問題にならないのかもしれません。
だからこそ、医療従事者の間でも知られていきづらいのかもしれません。
そう考えると、フラベリック錠以外にもこういった副作用を持つ薬が処方される可能性はあります。
ご存知の方はTwitterなどで教えていただければと思います。拡散に協力させてください。
どうぞこれからも、健康に音楽活動をやっていきましょう。
この記事がヒントになり、あなたの音楽活動がより良いものになることを願っています。
「 音楽活動で生計を立てるための全知識 」もご覧ください。ご好評いただいてます。
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