【実体験】バンドがYouTubeを始める時に必ず注意すべきこと

こんにちは。海保けんたろー(株式会社ワールドスケープ代表/ドラマー)です。

実はぼくは3つのYouTubeチャンネルをやっておりまして、ちょくちょく更新しております。
その中で少し学びがあったので今日はその話を。

3つのチャンネル

ぼくのやっている3つのチャンネルとは下記です。

・ドラムの叩き方を教える「ドラム教室オンライン」(チャンネル登録者数 9580人)
・音楽活動のコツや音楽ビジネスについて語る「音楽活動アカデミー」(175人)
・趣味であるボードゲームの魅力を伝える「おはようボードゲーム」(928人)

最初に立ち上げたのは「ドラム教室オンライン」です。

スタートは約5年前。
当時としてはまだドラムをYouTubeで教える人が珍しかったため、なかなか良い調子でチャンネル登録者が伸びてきました。

しかし約3〜4年前、チャンネル登録が7000人ほどになった時に「基礎的なことは一通り教え切ってしまった」ということで更新を停止しました。
そのまましばらく放置されていたわけです。

リニューアルの失敗

新たにYouTubeで、音楽活動について発信していきたいと考えたときに、ぼくは最初「ドラム教室オンライン」のチャンネルをリニューアルする形でスタートしました。
7000人のチャンネル登録者をそのままにしておくのはもったいないと考えたからです。

しかし結果的にはこれは失敗だったな、と感じました。
なぜならドラムの奏法について興味ある人と、音楽活動や音楽ビジネスについて学びたい人は微妙に違う層だからです。

YouTubeのアルゴリズムは「同じチャンネルの動画は似たような層が見たがる」と考えてレコメンドを行います。
起業を考えていて「音楽業界の現状について知りたい」と思ってぼくの動画で学んだ人に対して「8ビートの叩き方」みたいな動画をオススメしてしまうのです。

これによりユーザーのクリック率が下がり、YouTubeのアルゴリズム的には低評価が残ります。
「結局このチャンネルは誰がターゲットなのか?」とアルゴリズムが混乱してしまうというわけです。

そこで、改めてゼロからのスタートになってしまうことを受け入れ、チャンネルを2つに分けたということです。

客層を意識しよう

バンドのYouTubeチャンネルなどを運用する時も、この点には気をつけた方が良いと感じました。

例えば、エンタメ系YouTuberのようにおもしろ企画の動画をたくさんアップしてチャンネル登録者が増えた場合、そこには面白い企画に期待しているユーザーが集まることになります。
うまくその面白さを引き継いだ楽曲やライブを提供できれば良いのですが「音楽的には真面目なことしかやらない」となると、せっかく登録者を集めてもあなたの「音楽のファン」増加には繋がらないかもしれません。

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あなたがYouTubeでファンを増やそうと考えるときの参考になれば幸いです。

この記事がヒントになり、あなたの音楽活動がより良いものになることを願っています。

「 音楽活動で生計を立てるための全知識 」もご覧ください。ご好評いただいてます。

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