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こんにちは。海保けんたろー(株式会社ワールドスケープ代表/ドラマー)です。

2018年7月頃、鼻中隔湾曲症と肥厚性鼻炎の治療のため、鼻中隔矯正術と下鼻甲介切除・焼灼術という手術を受けました。

普段書いている音楽業界についての話題ではありませんが、
同じ症状に困っている方や手術入院が決まった方への情報共有のために、今日はその話を。

手術のきっかけ

そもそもぼくは小さい頃から右鼻が70%くらいふさがっていました。
左鼻も20%ぐらいは常に詰まっている状態でした。

しんどいというよりも、物心ついてからこの状態なので「詰まっていない状態というのがどういう状態なのか分かってない」という方が正確な感じでした。

ふと耳鼻科に行った時に先生から「この慢性的な鼻づまりは手術によって改善する可能性がある」ということを知りました。
もともと睡眠時無呼吸症も持っているので「それも同時に改善する可能性がある」と聞き、それだったら手術してみようかな…と決定。

手術自体は「鼻の穴の中にメスを入れて、曲がっている軟骨を一部取り除き、腫れている内壁を切り取る」のというものでした(たぶん)。

言葉で聞くと怖い感じがしますが、実際は全身麻酔で行うため「本人としては手術が始まると思ったらいつの間にか終わってる」とのこと。

実際受けてみるとまさに「手術室のベッドですっと眠気が襲い、次に目を覚ましたときには手術が終わっている」というドラマ的なアレでした。
もちろん恐怖感も痛みもなし。

さすがに鼻の中を大胆に切ったということで、止血のためのスポンジが両方の鼻の穴の中にきっちりと詰め込まれていた、というくらいです。

しかしこの両鼻のスポンジがここから4日間僕を苦しめ続けることになるのです…。

スポンジとの戦い

あなたは両鼻が完全に塞がった状態で生活をしたことがありますか?

ぼくもいくら今まで鼻が詰まっていたからといって100%詰まっていたわけではありませんでした。
その「100%か否か」という部分の差は強烈なものでした。

体は健康なので当然飲食をしたくなります。
そこで水を1口飲んでみます。すると両耳の奥でチクッとした痛みが走ります。

鼻をつまんだ状態でつばを飲み込んだ時のアレです。
俗に言う「耳抜き」の状態になってしまうんです。
これが本当に予想外にでした。

飲み物を1口飲むたびに、食べ物を1口食べるたびに、耳の奥に痛みが走るというのを想像してみてください。
これ、なかなかきついです。

まさか鼻の手術で耳の痛みに苦しむことは予想していませんでした…しかも手術後に。

思うように飲食ができないとなると、じゃあ本でも読もうとかそういう気分になるもんですが、全身麻酔の影響か発熱もしていて。
頭痛いし体はだるいしなかなかそういう気持ちになれませんでした。

そこでしばらくの間はスマホでおもしろ動画とかゲーム実況とかをひたすら見ていたのですが病院にはWifiは飛んでいません。
つまり通信量制限がすぐに迫ってきます。つらい。

すると最終的にはもう寝てしまいたいということになります。
しかしずっと寝ていると腰などが痛くなり、寝ている体勢自体が嫌になってきます。

まとめると

発熱で体がしんどい

文字を読む気力が湧かない

スマホで動画見る

すぐ通信制限かかる

仕方ないから寝よう

寝すぎると腰が痛くて起きる

口呼吸で寝てるので喉カラカラ

水飲むと耳の奥が痛い

何もせず起きてると発熱で体がしんどい

(以下ループ)

とにかくこのループと戦い続ける入院生活はまじできつかったです。
毎日お見舞いに来て色々と気を回してくれた妻には感謝してもしきれません。

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最後の関門

こんな様子をSNSに書いていると同じ手術を過去に受けたことがあるという先輩方から
「最後に鼻のガーゼ抜く時は地獄の痛みだから気を付けて」などと気を付けようのないありがたい忠告をいただいたりしていました。

退院前の最後の関門としてそれが待っているというと思うとかなりテンションが下がったのですが、
とにかく早く退院したいということで予定よりも1日早く抜いてもらうことにしました。

抜く瞬間。歯を食い縛って覚悟していると、意外にスルスルッとスムーズに完了。

よく見れば諸先輩方はガーゼと書いてありましたが、ぼくの鼻に詰まっていたのはスポンジでした
ここ数年の間に医学が発達したのか、それともぼくが入院した病院が良かったのか(新宿にあるJR病院です)。

ともあれ最後の関門は肩透かしに終わり無事退院することができました。

退院後

その後。

いやもう、めちゃくちゃ快適です。

特に退院した当日翌日は鼻から得られる情報量が多すぎて忙しいと感じるほどでした。
街ってこんなに色んな匂いするの?みたいな。

まあそれも数日すると慣れましたが、ともあれ常に鼻が詰まっているあの感じとは完全にお別れです。

鼻クソが発生しなくなるわけではないので、常に100%開通しているというわけではありませんが、
今までの人生で鼻をかんでスッキリした経験のないぼくが、鼻をかみさえすればスッキリするというのはとても画期的です。

もしあなたがこの手術を受けるかどうか迷っているようでしたら、上記の体験を読んで入院中のしんどさを想像した上で、
今後の生涯鼻をすっきりさせるほうがメリットが大きいと思うならやれば良いと思います。

ぼくは今となってはやって良かったと思っていますが、
入院してる最中はやらなければ良かったとちょっと思ってました。

あなたの鼻が生涯に渡って快適でありますように。

海保けんたろーのTwitterはこちら→ @kentaro_kaiho

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