こんにちは。海保けんたろー(株式会社ワールドスケープ代表/ドラマー)です。
先日「Frekul大忘年会2017」と称して、弊社が運営する音楽活動支援サービス「Frekul(フリクル)」の
登録アーティストの方およそ100名にお集まりいただくというイベントがありました。
ひとりひとりが当たり前のように個性的で、熱い思いを抱えていて。本当に刺激的な夜でした。
今日はその時の話に触れつつ、2017年の振り返りを。
Frekul大忘年会で伝えたこと
イベントの中盤では、ぼくが30分ほどのプレゼンをさせていただきました。
そこでぼくが伝えたかったことは
・Frekulは、あなたの「音楽活動に関係した夢」を実現するためにある。
・夢は人それぞれ違うはず。だからFrekulにはたくさんの機能がある。
・あなたの夢の実現につながる機能をうまく使って、成功してほしい。
・あなたの成功がFrekulの実績となり、実績が新しいアーティストを呼ぶ、というループを作りたい。
ということです。
ぼくの想いがどれくらい伝わったかは数字で測ることができませんが、
画面越しにしかコミュニケーションしたことがなかったたくさんの方と直接お話できたのは
2017年の終わりにきっと1つ、壁のようなものを取り払うことができたんじゃないかな、と思っています。
苦節6年半
Frekulは2011年5月、東日本大震災のすぐ後に公開されました。
ビジネスをやったこともない。
WEBサービスを作ったこともない。
そんなミュージシャンが寄りあって立ち上げたサイトです。
うまくいくはずもありません。
オープンしてすぐに、苦情・問い合わせ・不具合報告の嵐。
想定していなかったこと、わからないことだらけ。
最初に用意したお金はすぐにほとんどなくなり、
無理を押し付けてしまっていたプログラマーとは連絡が取れなくなりました。
Frekulへのアクセス数はゼロに等しいレベルになり、
「誰も使ってないクソサイト」になりました。
ぼくは経営者としてのセンスが全く無いのかもしれない、と落ち込みました。
しかし、不思議なものです。
いや、ただ運が良かっただけかもしれません。
なんとか諦めずに続けているうちに、次々と救いの手が目の前に差し伸べられたのです。
破格でバグ修正を請けてくれた開発会社のTさん。
激安の給料で入社を決めてくれたプログラマーTさん。
Frekulとの大胆な提携を決断してくれたKさん。
可能性を信じてお金を投資してくれたSさんとSさん。
いくつかの重要な出会いを経て、なんとかFrekulは離陸。
今日に至ります。
Frekulの2017年
ぼくたちにとっての2017年は、大きな手応えを得た年でした。
それが最も端的に数字に現れたのが「Frekul登録アーティスト数」です。
2017年12月30日、これを書いている現在のFrekul登録アーティスト数は6628組ですが、
実は去年末時点では4457組でした。
6年半の歴史があるFrekulが、ここ1年で1.5倍に成長したことになります。
さらに大きいのは、今年は「アーティスト登録数を増やすことをあまり考えていなかった」ということです。
登録数を増やしても、Frekulが本当に役に立つものでなければ、結局いつか離れていってしまう。
だからまずは中身をしっかりしよう。
ちゃんとアーティストにお金が流れて、ちゃんとアーティストにファンが付く仕組みを強化しよう。
そういう思いで1年やってきました。
その結果としてアーティスト登録数が伸びたというのは、とても本質的な自信になりました。
次の1年
2018年は、大きな未来図に向けた行動を開始する年になりそうです。
弊社のミッションである「実力あるアーティストが、公正に、経済的に評価される世界を作る」。
この実現方法が確信できたのも2017年のことでした。
来年はそれに向けた直接的なアクションを積み重ねていくことになるでしょう。
それがきっと、登録アーティストの皆さんの夢を実現するサポートになるはず。
このブログを読んでいるあなた。
今年もありがとうございました!
来年も一緒に人生を楽しみましょう。
良いお年を!
ブログの359274326倍くらい気軽に書いてるTwitterはこちら→ @kentaro_kaiho
▼この記事をシェアする