音楽で生計を立てる方法を、8パターンに分類してみたよ

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こんにちは。海保けんたろー(株式会社ワールドスケープ代表/ドラマー)です。

ここ半年ほど、尚美ミュージックカレッジという専門学校で時々講義を持たせていただいておりました。
そこで話してきた内容をざっくり記事にまとめてみます。

もしあなたが
「音楽で生計を立てていきたいな」
「音楽に関わる仕事に就きたいな」
と考えているのであれば、きっとお役に立てると思います。

あなたの志向は?質問 Q1〜Q7

「音楽で生計を立てていく」と行っても、実はかなり色々なパターンがあります。

まずは、あなたが目指すべき「生計の立て方」はどれなのかを判断してみましょう。
Q1からスタートしてみてください。

Q1. 音楽に関わる仕事で生計を立てていきたいと思っている
Yes→ Q2へ
No→ A1へ

Q2. やりがいや楽しさより、収入が安定することをまずは重視したい
Yes→ Q3へ
No→ Q4へ

Q3. 収入が低くてもいいから「歌う、演奏する」を仕事にしたい
Yes→ A3へ
No→ A2へ

Q4. 「歌う、演奏する」よりも、作詞作曲の方がやりたい
Yes→ Q5へ
No→ Q6へ

Q5. 手堅く地道に稼いでいくよりも、一攫千金を狙いたい
Yes→ A4へ
No→ A5へ

Q6. 自分自身にファンを付けて、自分なりの表現活動がしたい
Yes→ Q7へ
No→ A6へ

Q7. 音楽で生計を立てることよりも、有名人になることを優先したい
Yes→ A7へ
No→ A8へ

shoubi(愛すべき尚美ミュージックカレッジの生徒のみんな)

あなたに合った方向性は?結果 A1〜A8

さて、あなたは何番になったでしょうか?
一つずつ解説していきます。

A1. 音楽は趣味で

「音楽は好きだけど、音楽に関わる仕事で生計を立てる気はない」というのであれば、それはもうその通り別の仕事に就くべきでしょう。
音楽業界は、他にくらべて特別条件のいい業界というわけではありません。
もっと就職しやすくて、条件のいい業界はたくさんありますので、そちらをオススメします。
音楽を聴いたり、演奏したりするのは、趣味として存分に楽しみましょう。

A2. 音楽系に就職

「歌う、演奏する、曲を作る」ではなく音楽に関わる仕事、というのはたくさんあります。あなたはそういった職業に就くのがオススメです。
例えば、レコード会社、音楽事務所、音楽出版社、CDショップ、ライブハウス、リハーサルスタジオ、レコーディングスタジオ、楽器屋、楽器メーカー、音楽ソフト開発会社、MusicVideo制作会社、などに入るような選択肢です。
また、個人事業主としてエージェント業をやったり、イベンター業をやったり、インディーズレーベルを立ち上げたり、という起業に近い選択もあります。

A3. 営業系ミュージシャン

ホテル、結婚式場、ジャズバー、オールディーズバーなどの「会場に依頼されて演奏しているミュージシャン」がこれにあたります。
カバー曲を依頼されることが多く、演奏するジャンルも限定されることが多い。
そして会場によってはお客さんのリクエストに応えられる必要があったりと、求められる技術レベルはそれなりに高くなりますが、きっとあなたなら大丈夫です。
ギャラは総じて高くはありませんが、定期的に安定した収入になりやすいのはメリット。

A4. メジャー系作詞作曲家

有名アーティストの作詞作曲をするこの職業を目指してみてはいかがでしょうか。
ジャニーズ、AKBグループ、EXILE TRIBEなど、メンバー自身が作詞作曲をあまりしていないアーティストは数多く存在します。
アーティストの担当ディレクターからひとづてに流れてくる「新曲募集」の話を受け、曲を作って応募するという動きが基本です。
例えば嵐のシングル曲に採用されれば、1曲が数百万円にも数千万円にもなる可能性があるドリーミーな職業ですが、一方で「採用されなければ1円にもならない」という厳しさもあります。
ちなみに「作詞だけ」というのは茨の道なので、作曲と編曲はしっかりできるようにしておきましょう。

A5. 独立系作詞作曲家

「メジャー系作詞作曲家」が「依頼ありき」で曲を作る人だとすると、こちらは「自主的に」曲を作るスタイルです。
あなたにはこちらの方が合っているかもしれません。
映像制作者などがBGMやテーマソングの利用権利を購入する「音素材サイト」などに自分で作った曲をどんどんアップしていき、その売上によって収入基盤を作っていきます。
実績が積み重なってくると「今度新しく発売するゲームの主題歌、書いてもらえませんか」というような依頼が直接来るようにもなる。
そうすると「不採用」リスクも低い状態で無駄なく稼いでいくことができるようになる。そんなステップアップが可能です。
そしてこちらも「作詞だけ」は茨の道なので、作曲と編曲ができるのは必須です。

A6. サポートミュージシャン

営業系ミュージシャンが「会場」に雇われるミュージシャンなのに対し、こちらは「アーティスト本人もしくはその所属事務所」に雇われるミュージシャンです。
あなたにはこのスタイルが合っているかもしれません。
西野カナ、星野源、B’zなど多くのアーティストが、ライブやレコーディングで共に演奏してくれるサポートミュージシャンを必要としています。
彼らから依頼され、ギャラをもらって演奏することが主な仕事です。
あらゆる曲調やフレーズに対応できるハイレベルな技術とともに、楽譜や音楽理論に強いことも重要な要素になります。
有名アーティストだけでなく、小中規模で活動しているアーティストから依頼されて演奏する仕事も多く存在するため、最初はそういった活動から進めていきましょう。

A7. メジャー系アーティスト

事務所に所属し、レコード会社からCDを発売して、メディアに取り上げてもらって、ライブ・グッズ・ファンクラブで収益化して…という、いわゆる典型的な音楽アーティストです。
「音楽で食っていく」というと最初に浮かぶのはこのスタイルなのではないでしょうか。
メリットはいわずもがな、多くのスタッフが宣伝・収益化・事務作業などの部分を手伝ってくれて、自分たちの音楽活動を大規模化することができるという点です。
ただ、事務所に所属するということは原則的に「お金や音楽活動についての最終決定権を事務所にゆずる」ということなので、折り合いがつかなくなって苦しむ可能性もあります。
それでも良いということであれば、ぜひ目指してみてください。

A8. 独立系アーティスト

事務所に所属せず(もしくは自分たちで事務所を設立して)活動する音楽アーティストです。
あなたにはこちらの方が合っているかもしれません。
メリットとデメリットは「メジャー系アーティスト」の真逆になります。
宣伝・収益化・事務作業などを基本的に自分たちで考えて解決しなくてはならないため、大規模化まで時間や手間がかかります。
しかし全ての最終決定権がアーティスト本人に留保されるので、「やりたくないことはやらない。頼みたい人に頼む。」というようなことが可能になります。

選択が変わることは悪じゃない

全ての仕事を紹介しきることはできませんが、大きく分類してご紹介しました。
あなたが進みたい道は決められましたか?

将来「やっぱりこっちじゃないな…」と目指す道を変更することは、全く問題ありません。
人の考え方は変わるものです。

まずいのは「少なくとも今は、これを目指している」というのが明確でないまま進むことです。

ゴール像が不明瞭なまま歩き出しても、ゴールに辿り着く可能性は限りなく低いでしょう。

まずはあなたが今、何を望んでいるのか。
どういう人生を歩みたいと思っているのか。

そこから考えて、自分に合った道を見つけてほしいと心から願います。

ぼくのTwitterは @kentaro_kaiho です。フォローお願いします。

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