音楽事務所・レコード会社が求めているアーティスト像と音楽性

I5G_9400_2_original

こんにちは。海保けんたろー(株式会社ワールドスケープ代表/ドラマー)です。

音楽活動支援サービス「Frekul」では去年の後半から、スマートオーディションというサービスを立ち上げて運営しています。
おかげさまで提携先には多くの名だたる音楽事務所やレコード会社の方々に名を連ねていただいております。

才能あるアーティストを発掘し、国民的スターに育てるプロフェッショナルである彼らと話していく中で
「今、どんなアーティストが求められているのか」という傾向のようなものが見えてきたのでまとめてみます。

DIY・セルフプロデュース的に活動していきたいというよりも、いわゆる「大人の力」を借りて活動していこうと考えている方のお役に立てれば幸いです。

音楽以外の要素

まず前提として、求めているアーティストというのは会社ごとどころか担当者ごとに差があるということです。
さらに言えば同じ担当者でも時期によって変わったりもします。
なのでそういう意味ではどんなアーティストにも可能性があります。

しかしざっくりと「こういうアーティストを求めている業界人が多い」というもの見えてきました。

まず最初にわかりやすいポイントは年齢です。

10代であれば多少荒削りではであっても興味を持つし、逆にどれだけ素晴らしいクオリティでも30歳以上となると考えてしまう、というくらいの肌感覚です。
もちろん10代で素晴らしいクオリティに達していたら言うまでもなく引っ張りダコになるでしょう。

「クオリティ」というのをもうちょっと分解してみると、
若ければ声・顔・キャラクターといった才能の部分だけでも勝負ができ、
若くない場合は上記に加えて歌唱力・作曲アレンジ能力・セルフプロデュース能力なども問われるイメージです。

要は即戦力であるかどうか?ということですね。

また「人格」や「賢さ」も重要です。

彼らにしてみれば今後一緒に同じプロジェクトをやっていく「ビジネスパートナー」になるわけですから、当然といえば当然かもしれません。

現代日本において「人格に問題があるけど売れ続けているアーティスト」というのはかなり少数です。

どんな音楽がいいのか

そして肝心の音楽性についてです。

事務所もレーベルも新しいアーティストを常に探しています。

あなたがオーディションなどで音源を送れば、おそらく高確率で聴いてもらえているはずです。
しかしそこから「おっ」と思ってもらって連絡をもらうには高いハードルがあります。

そのハードルを超える音楽とはどんな音楽なのでしょうか。
言い換えればそれはつまり、プロが考える「売れる音楽」とはどんな音楽なのでしょうか。

それこそ好みの要素も大きなところなので、絶対的な正解などはありません。

そして「ロックはダメ」とか「アイドルばっかり」とかそういうジャンルでの強弱もそこまでありません。

ただ傾向として言えるのは、曲に何かしらの「発明」があることが重要だということです。

発明とは、聴いた瞬間に「お?ちょっと新しいかも?」と思わせるような何かです。

例えるなら
サカナクションの「三日月サンセット」のイントロのアレンジのような
RADWIMPSの「25コ目の染色体」の歌詞のような
ハチ(米津玄師)の「ドーナツホール」のメロディーのような

ただの奇抜さとは違う、半歩先を感じさせる新しさです。

これを生み出すのが簡単なことでないことは間違いありません。

しかしこれを見つけるまでは、単純なアピールをがんばってもあまり効率は良くない可能性があるので、
ひたすら曲を作って世に出す、というのを繰り返し実験してもいいのかもしれません。

そしてある時そこをクリアすることができたなら、きっとあなたの味方をしてくれる音楽業界人が多く現れることでしょう。

この記事がヒントになり、あなたの音楽活動がより良いものになることを願っています。

海保けんたろーより。

Twitterでも音楽活動や業界について書いてます→ 

▼この記事をシェアする

SNSでもご購読できます。