【ゴールデンボンバーに学ぶ】音楽アーティストが知名度を上げたいなら、プレスリリースを使おう

こんにちは。海保けんたろー(株式会社ワールドスケープ代表/ドラマー)です。

あなたは「プレスリリース」をご存知でしょうか?

普段ビジネスマンとして経験を積まれている方にしてみれば常識かもしれませんが、社会人経験のないインディーズアーティストであれば知らなくても無理はないかもしれません(事実、ぼくも起業する頃まで全く知りませんでした)。

これを覚えればきっとあなたの音楽活動に新たな広がりができるはずです。今日はそんな話を。

プレスリリースとは何か

プレスリリースは簡単に言うと、メディアなどの記者さん・ライターさんに向けて「こんなニュースのネタがありますよ」とお知らせするレターのことです。
伝達方法はFAX・郵送・メール・WEBフォームなどそれぞれです。

新聞、情報系のテレビ番組、雑誌、ネットメディアなど、媒体の種類や規模などを問わず、多くの記者さんは日頃からプレスリリースを受け取っています。
その中で「ニュースとして取り上げるべきだ」と感じたものについて取材をして、記事や番組にしているわけです。

例えば音楽系のネットメディアに絞って言ってもナタリー、CINRA、BARKS、Musicmanなどがプレスリリースをオープンに受け付けています(各サイトの下部などにリンクがあります)。
ここから送信することで、誰でも各メディアの記者さんに情報提供することができるのです。

プレスリリースにはある程度フォーマットとされているものがありますが、かっちりと決まっているわけではありません。
自己流でも記者さんが「これは面白い、ニュースとして取り上げよう」と思ってくれるのであれば、自由に書いても良いでしょう。

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しかし残念ながら、無名なアーティストが「来月アルバム発売します」のようなプレスリリースを配信しても、取り上げてくれるメディアはほとんどありません。
なぜならそのニュースを求めている人が少ないと予想されるからです。

記者さんたちは「自分たちのメディアの閲覧者がどんなニュースを求めているか?」「どんな情報届ければ喜んでくれるか?」ということに敏感です。

「BUMP OF CHICKENがニューアルバム発売」であればそれだけで取り上げる価値はあるかもしれません。
でも無名アーティストだったら…?

もしあなたが無名アーティストだったら、諦めるしかないのでしょうか。

実はそんなことはありません

無名アーティストのニュースを取り上げてもらうには

ぼく自身、長いこと(残念ながら有名とは言えない)バンドで活動していて、プレスリリースを配信することでメディアに取り上げてもらった経験が何度かあります。

その頃いくつかの媒体の記者さんにもお話を伺うことができたのですが、総じて言える事は「無名なアーティストでもニュース自体に話題性があれば取り上げる可能性はある」ということです。

例えば、長時間ライブでギネスに挑戦とか、新曲の歌詞が全部濁音とか、潜水艦の中でライブ開催とか、30秒で作曲してリリースとか、どうでしょうか。
(実行した結果の責任は取れませんのでご了承ください 笑)

この辺はゴールデンボンバーが本当に上手です。これまでもこんな話題を提供してくれました。

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これらはどれもメディアに取り上げてもらえること、SNSでバズることを最初から狙って企画していると考えて間違いありません。

プレスリリースの書き方自体は難しくありません。検索すればいくらでも手順が出てきます。
ぜひあなたも挑戦してみてはいかがでしょうか?

プレスリリースをうまく配信することで、あなたの音楽がより多くの人に届くことを心より願っております。

「 音楽活動で生計を立てるための全知識 」もご覧ください。ご好評いただいてます。

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