こんにちは。海保けんたろー(株式会社ワールドスケープ代表/ドラマー)です。
今日の話は、昨今の音楽業界は成長市場である、という話です。
これを読んでいるあなたは「音楽ビジネスは厳しい」「音楽業界は縮小している」というイメージを持っているかもしれません。
しかし、それはもう過去の話です。
音楽業界は、再び成長しているのです。
そもそも音楽業界が不景気だと言われ始めたのは、CD売上が減少してきたからです。
確かにCD売上は、世界で見ても国内で見ても減少を続けています。
しかし、音楽ビジネスと言うのはCDを売ることだけではありません。
ライブ・グッズ・ファンクラブ。
そしてダウンロード配信やストリーミングサービスの売上もあります。
これらの売上はどう推移していると思いますか?
音楽市場、売上推移のデータ
実際にデータを見ていきましょう。
まずライブ。
日本のライブ市場の推移です。
引用元:http://blog.rcn.or.jp/live/
はい、これはもう分かりやすく伸びています。
大規模会場が不足しているという問題にぶち当たりここ数年は伸びが鈍っていますが、
それでも2017年は過去最高の売上となりました。
では世界のライブ市場はどうでしょうか。
引用元:https://www.statista.com/statistics/306065/concert-ticket-sales-revenue-in-north-america/
こちらは残念ながら世界全体のデータではないのですが、北アメリカのライブ市場推移です。
こちらも大きく伸びており、ライブ市場の成長が日本だけのものではないということが分かります。
では、ダウンロード配信、ストリーミングサービスなどはどうでしょうか。
引用元:http://www.ifpi.org/downloads/GMR2018.pdf
CD売上(紺色)が減少を続け、ダウンロード配信(赤)も伸び悩んでいます。
しかし、ストリーミングサービス(水色)が劇的な成長をすることによって、
音源ビジネス全体を再成長させています。3年連続拡大です。
(グッズとファンクラブは残念ながら公開データを見つけられませんでした。情報お持ちの方はTwitterで教えてください)
「音楽業界が苦しい」は過去の話
CDが売れなくなってきて以来、音楽市場が縮小したのは確かです。
しかし、世界で見れば今は再び成長フェーズに入っているのです。
日本は、他の先進国に比べて復活がワンテンポ遅れています。
その理由はざっくり言ってしまえばCDが未だに売れるからです。
しかしこれが時間の問題である事は間違いありません。
1年後か5年後かは分かりませんが、日本も他の先進国と同じようにCDが売れなくなり、
ストリーミングサービスが大幅に成長し、
それがライブ市場の売上にも好影響を与えると言う流れが来るでしょう。
すでに音楽ビジネスに関わっている方や、これから参入しようと考えている方。
今はチャンスです。
ぜひ音楽業界の再成長の波に乗って、一緒に盛り上げていきましょう。
何か僕に相談に乗れることがあればぜひTwitterなどからご連絡ください。
音楽業界が今より盛り上がることで、素晴らしいアーティストの音楽が
それを求めるリスナーのもとに届き続けるよう、願っています。
「 音楽活動で生計を立てるための全知識 」もご覧ください。ご好評いただいてます。
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