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今すぐできる、自作曲をカラオケに入れる4つの方法

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こんばんは。海保けんたろー(株式会社ワールドスケープ代表/ドラマー)です。

以前は「カラオケに入曲する」というのは大変なことだった。

技術的・コスト的・契約的なハードルが高かったため、たくさん歌われる見込みがない限りは配信されなかった。

しかし、ここ数年でその状況が大きく変化しつつあるのをご存知だろうか。

あなたがもし、オリジナル曲をお持ちのアーティストであるなら、
その曲が全国のカラオケ店で歌えるようになる
のは、もう夢物語ではないのだ。

カラオケに曲が入るメリット

カラオケ配信の方法を紹介する前に「そもそもなぜカラオケ配信するのか?」という部分を一旦考えてもらいたい。

カラオケ配信するメリットは、下記のようなものが考えられる。

●「カラオケに入ったの?すごい!」と友人やファンに思ってもらえる

これは、確かにある。
あるが、カラオケ業界が変わりつつある今、このメリットは段々薄まっていくことだろう。

今から5年くらい限定のメリットだと考えたほうがいい。

●印税が入る

これは、案外大きい
JASRACなどの著作権管理団体に曲を預ける必要がある、という縛りがあるが、
もし預けた上でカラオケ配信を行えば、そもそも掲載されているだけでも(一度も歌われていなくても)印税は少しだけ入る

もちろん歌われればそれだけ入ってくる。
音楽活動をやっていく中で定期収入が作れる意味は大きい。

ただしJASRACに登録した場合に発生するデメリットとの天秤になるので、
ぼく個人の意見としては、たくさん歌われる見込みがないのであれば、
JASRAC登録せずにカラオケ配信する方が良い
と思っている(その場合は印税は入らない)。

カラオケ配信において悩ましい点と言える。

●友人やファン(もしくは自分)が歌うことにより、その場にいる人へのプロモーションになる

これはほぼ確実に発生するメリットだ。

あなたも「友達がカラオケで歌ってた曲」という感じで知った曲があるのではないだろうか?

友人やファンが歌ってくれる度に、それが発生するのだ。
「この曲誰の曲?」「●●●さんって言うんだ、好きなんだよね」「そうなんだ?いい曲だね」
みたいな会話もあるかもしれない。

以上のようなメリットを目的として、カラオケ配信をするのだ。

それでは、具体的なカラオケ配信の方法を紹介しよう。

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Frekul かんたんカラオケ配信

正直、一番オススメ
少しのお金はかかるが、申し込みも簡単だし、JOYSOUNDとカラ鉄に一斉配信できるし、無期限だ。

配信先:JOYSOUND MAX,JOYSOUND f1,カラオケの鉄人
価格:3800円〜12800円
配信期限:無期限
背景映像:自作・おまかせどちらも可能
歌詞表示:自作・おまかせどちらも可能

>> Frekul かんたんカラオケ配信

うたスキ ミュージックポスト

JOYSOUNDの公式サービス。無料なのが最大の強み。
ただ、歌詞テロップ表示については自分のWindowsパソコンで制作する必要があり、それが結構大変。

配信先:JOYSOUND MAX,JOYSOUND f1
価格:無料
配信期限:180日(操作により継続手続き可能)
背景映像:自作・おまかせどちらも可能
歌詞表示:専用ソフトで自作する必要あり

>> うたスキ ミュージックポスト

niconico カラオケ配信プログラム(カラプロ)

ニコニコ動画にオフボーカルのMusicVideoをアップして、申し込みをするだけで、それが配信されるというサービス。
歌詞の表示をやってくれるサービスは入ってないので、映像に自分で歌詞を入れておく必要あり。

配信先:JOYSOUND MAX,JOYSOUND f1
価格:無料
配信期限:最長360日
背景映像:自作する必要あり
歌詞表示:自作する必要あり

>> niconico カラオケ配信プログラム(カラプロ)

エクシング 特別有料配信サービス

JOYSOUNDやUGAを運営しているエクシング社の公式サービス。
JOYSOUNDとUGAの全ての機種に入れられる現状唯一の方法だが、価格がとにかく高い。

配信先:JOYSOUNDとUGAのすべての機種
価格:非公開(ネット上の口コミによると数十万円)
配信期限:無期限
背景映像:自作・おまかせどちらも可能
歌詞表示:おまかせ

>> エクシング 特別有料配信サービス

配信方法の紹介は、以上だ。

カラオケ業界はオープン化している

今回は、「リクエストを送信する」というニュアンスのものは外し、ほぼ確実に入れることができる方法のみを紹介した。

知名度の高い曲であれば、上記の方法を使わずとも、
カラオケ業者にリクエストを送信するだけで入る可能性があるので、そちらもご検討いただきたい。

今後カラオケ業界がオープン化の方向に進んでいくのは間違いない。
その根拠は下記の2つだ。

●カラオケで歌われる曲が、年々バラけてきている

(マイナーな曲も入れていかないと、ニーズに応えきれない)

●ネット回線が高速になったため、オーディオファイルや映像ファイルの短時間転送が可能になった

(新譜追加のために、いちいちMIDIデータで打ち込み直す必要がない)

カラオケによる音楽の認知や、カラオケ印税による収入は、
これからもアーティストにとって重要な一面を担い続けるだろう。

全国のカラオケ店に、あなたの曲を1つ2つ入れてみてはいかがだろうか。

ぼくのTwitterは @kentaro_kaiho です。フォローお願いします。


Apple Music/AWA/Spotify等に自分のオリジナル曲を入れる方法3選

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こんばんは。海保けんたろー(株式会社ワールドスケープ代表/ドラマー)です。

アーティストがリスナーに音楽を買ってもらう方法は、テクノロジーの発達により変化してきた。
CD販売があり、ダウンロード販売が登場し、最近ではストリーミングサービス(定額聴き放題)が広がりつつある。

数多く存在する「ダウンロード販売サービス」や「ストリーミングサービス」に自分の作った曲を掲載することも、今ではとても簡単になっていることをご存知だろうか?

今日はその辺の話を。

ダウンロードとストリーミング

説明する必要もない気がするが、まずは改めて「ダウンロード販売」「ストリーミングサービス」について整理しておく。

●ダウンロード販売サービス
インターネットを経由して、1曲単位で曲のデータを購入できるサービス。日本では1曲200円〜250円が相場。
アルバム単位でまとめ買いすると安くなったりする。
サービス事業者の取り分は30%程度が相場。残りが権利者にバックされる。
代表的なサービスは、iTunes Store、Mora、AmazonMusic、Music.jp、など。

●ストリーミングサービス
インターネットを経由して、大量の曲リスト(数百万曲〜数千万曲)の中から好きな曲を聴くことができるサービス。無料〜月額1000円が相場。
無料のプランは音声広告が挿入されたり、フルコーラスで聴けなかったり、曲の選択に制限があったりする。
1再生あたり0.3円〜1円程度が、サービス事業者から権利者にバックされる。
代表的なサービスは、Spotify、AWA、LINE MUSIC、Apple Music、PrimeMusic、KK BOX、など。

そして、世界中に広がるこれらのサービスに、あなたが作ったオリジナル曲を配信する方法は、すでにいくつも用意されている。

方法その1:TuneCoreを使う

TuneCoreというサービスがある。
あなたがTuneCoreに1年毎に、シングル1410円・アルバム4750円(税別)を支払えば、ものの数日で、上に挙げたような世界中のサービスに、あなたの曲が並ぶことになる。

しかも、TuneCoreが取る中間マージンはゼロだ。
各サービスからバックされた金額が、全てアーティストの手に戻る。
TuneCoreの儲けは、年額の手数料のみである。

ある程度以上売れる(聴かれる)自信があるならば、TuneCoreを使わない手はないだろう。

>> TuneCore Japan

方法その2:BIG UP!を使う

TuneCoreに比較的近いサービスとして、Avexが最近公開したBIG UP!というサービスがある。

こちらもオンラインで申し込むだけで、世界中の各サービスに配信することができる。
年額の手数料は、シングル1380円・アルバム4500円(税別)となっており、TuneCoreよりも微妙に安い。

そしてBIG UP!も、基本的には中間マージンを取らない形だが、
国内のダウンロード販売に限っては、販売価格の40%(各サービス事業者の取り分を含める)を引いた残りをバックする、という例外がある。

例えばiTunes StoreであればAppleの取り分は30%なので、10%がBIG UP!の取り分となる。

海外やストリーミングサービスをメインに考えるのであれば、TuneCoreよりも優位と言えるかもしれない。

>> BIG UP!

方法その3:Frekulを使う

Frekulは、TuneCoreやBIG UP!と同様の機能を内包している。
というか、FrekulはTuneCoreと裏側で接続していて、機能としてはTuneCoreを使った場合と同じだ。

ただし、Frekul経由での配信の場合は、登録料や年額手数料の類はかからず、無料である。

そのかわり、各サービスからバックされた金額の40%が手数料として引かれ、残りの60%がアーティストの手に戻る

つまり、TuneCoreやBIG UP!よりも数が出ない(たくさん販売する自信がない)アーティスト向けと言えるだろう。

また、TuneCoreと違い、販売価格・発売日・配信先サービスなどを細かく指定することができない。

それはFrekulが、「なるべく音楽制作に集中してもらうため、できるだけアーティストが面倒な設定をしないで済むようにしたい」という思想を持っているからである。
(ちなみに「発売日」については今後指定できるようにするつもり、とのことだ)

>> Frekul

なぜここまでFrekulの内情に詳しいか?

それはぼくがFrekulの中の人だからである。

ぜひ多くのアーティストに、Frekulから全世界にノーリスクで曲を配信し、稼いでほしい(本音)。

ぼくのTwitterは @kentaro_kaiho です。フォローお願いします。


音楽家はSHOWROOM・ツイキャス・LINE LIVEどれを使うべき?違いとおすすめ

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こんばんは。海保けんたろー(株式会社ワールドスケープ代表/ドラマー)です。

今日は、インディーズアーティストが
SHOWROOM
ツイキャス
LINE LIVE
Ustream
YouTubeLive
ニコニコ生放送
などの生配信アプリを使って放送をやろうと思った時に、どれを使うのがいいのか?という話。

結論から言うと現状は、用途次第で「SHOWROOM」「ツイキャス」「ニコニコ生放送」の3択である。

アプリの選択に入る前に

まず前提として、「そもそも生配信をやるべきなのか?」というところから考えてほしい。

そのあたりの考え方は以前書いたのでそちらを参考に。

>> 宣伝がんばり過ぎバンドマンがよく眠れますように

その上で「生配信をやる」と決断したならば、アプリを選択するフェーズに入る。

上記の記事を読んで導線設計ができているならば、「何を目的とした生配信なのか」という部分も確定しているはずである。

「新しい人に自分たちを知ってもらうための配信」なのか。
「Twitterのフォロワーにライブのチケットを買ってもらうための配信」なのか。
「メールマガジンの読者からお金をいただくための配信」なのか。

そこによってアプリ選択も変わってくるので、まずはそれを明確にしておいて欲しい。

新規開拓がしやすいアプリ

新しい人に知ってもらうための配信ならば現状、「SHOWROOM」が最強だ。
次点で「ニコニコ生放送」。

SHOWROOMには「星集め」「種集め」という文化があり、閲覧者は「自分の応援している人のために、他の(知らない)人の配信を見る」という動きをしているため、少なくとも30秒程度は色んな人が「通過」していってくれる。
もちろんそこで魅力的な内容を配信していたら、きっと目を止めてくれる人もいるだろう。

ニコニコ生放送には「ニコ生クルーズ」という機能があり、これは「色んな人の配信を、数十秒ずつランダム再生する」というものだ。
これも、SHOWROOMと同じように新規開拓のチャンスが与えられる。
ただしニコ生クルーズは、「クルーズを使っている全ユーザーが1つの配信を同時に見る」というスタイルなので、定期的に配信していても「今週は全然ニコ生クルーズ来ないな〜」ということがあり得るため、少し運の要素が大きいと言える。

チケット販売がしやすいアプリ

これは、「ツイキャス」にある「キャスマーケット」という機能が面白い。
キャスマーケットはツイキャスが運営しているチケット&グッズ販売機能なのだが、ライブ配信を見ながらリアルタイムに購入すると手数料がかからない、というルールになっている。
そのため、ツイキャスをしながら「今チケット買ってね!」と誘導しやすいのだ。

実際、なかなか高い購入率が出ているそうなので、試す価値はある。

お金が稼ぎやすいアプリ

こちらも、「SHOWROOM」に軍配が上がる。

SHOWROOMには「イベント」という名のオンラインオーディションのようなものがあり、常に「期間内に最もポイントを稼いだイベント参加者(配信者)は、●●●ができる/●●●がもらえる」という状況になっている。
そしてこのイベントの勝敗は、閲覧者から投げられたアイテムの数などによって決定される。

お察しの通り、このアイテムには無料のものと有料のものがあり、優勝争いが熾烈なイベントであるほど、有料アイテムを課金してもらわないと勝つことは難しいのだ。

そのため、例えば「ラジオ番組に出演できる」というイベントに参加してる配信者は、配信で「ラジオに絶対出たいです!」と夢を語るだけで、閲覧者に対して遠回しに「お金払ってください!」とアピールすることができる
その結果もちろん優勝できれば、ラジオ出演という夢を現実にすることができる。きっとお金を出した閲覧者も良い気分だろう。

そしてさらに、優勝してもしていなくても、課金された売上の一部は配信者にバックされる。
夢を追いかけつつ、お金を稼ぐこともできるのだ。
SHOWROOM、相当考えられている。

その他、知っておくべき特色

SHOWROOMを褒めたが、悩ましい点もある。

ひとつは、SHOWROOMは女性の配信者と男性の閲覧者が多いために、現状、男性が配信しても大きな効果を得るのが難しいという点だ。

また、それに関連するが、地下アイドルっぽい配信者が多いため「SHOWROOMで配信している」というだけでアイドルっぽく見られやすい、というブランド的な危惧もある。
「あくまで音楽で勝負している」というイメージを保ちたい場合は、プロフィール画像などでそういった部分のコントロールが必要だろう。

もうひとつは、システム的に「毎日配信している人」が有利になるようになっているので、相対的に「忙しくて毎日は配信できない人」は不利になるという点。
ここも念頭にいれておくべきポイントだろう。
逆に言えば、毎日配信することができるのであればアドバンテージになる

また、ニコ生はニコニコ動画との連携が強いため、ニコニコ動画の文化に親しい音楽ジャンル(ボカロ、ゲーム音楽、アニメ音楽など)で勝負したいアーティストには若干有利である。
この場合は、ニコニコ動画にもしっかり動画をアップしつつ、ニコニコ生放送と相互に送客するやり方がいいだろう。

また、動画と生放送の相互送客で言うと「YouTubeLive」も検討してもいいが、YouTubeLiveはまだまだ遅延が激しく、生放送で閲覧者と交流する、というのは難しい。

そして「LINE LIVE」「Ustream」については全く触れるポイントがなかったが、正直言って現状選択する意味はあまりない。

ただ、「純粋にファンと交流したいだけ」ということであれば、LINE LIVEは最近リリースされたサービスなので、使うと「最近っぽさ」が演出できる、というメリットはある。

生配信を検討する際は、以上のような特色も頭に入れつつ、ぜひ挑戦してみて欲しい。

SHOWROOMで初めから公式枠になれる方法

ちなみにアーティストがSHOWROOM配信をするのであれば、Frekulの仕組みを使うのがオススメだ。
初めからちょっと有利に配信をスタートすることができるぞ。

>> SHOWROOM「ミュージック」カテゴリ配信 | Frekul(フリクル)

ではまた次回。

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